跨越千年の因縁、花蓮へ——厄除薬師仏・熾盛光如来

【千年の因縁を越えて、
新疆・敦煌・四国・花蓮へ
厄除け薬師仏と熾盛光如来】

インターネット情報
中国・新疆のクチャ大峡谷（庫車大峡谷）は、クズリア大峡谷、または天山神秘大峡谷とも呼ばれています。

この峡谷は、赤褐色の岩が1億4千万年にわたる風雨や洪水により浸食され、現在の形が形成されました。1999年に発見され、あまり知られていませんが、アメリカのアンテロープキャニオンに匹敵するとされています。

峡谷は全長5000メートル以上で、幻想的な赤い崖、静かで奥深い谷道、奇岩怪石、そして唐代の丹青壁画などが見られます。
新疆のクチャはかつて西域の有名なオアシス王国であり、仏教が繁栄していました。
この地は驚きと喜びに満ちています！

敦煌の尊像画において、描かれた仏像の数を見ると、千仏以外では、東方浄瑠璃世界の大医王「薬師瑠璃光如来（Bhaiṣajya-guru-vaiḍūrya-prabhā-rāja）」が最も多いです。
詳細は画像をご参照ください。

【立っておられる薬師仏は、厄除けの薬師仏！】
四国八十八ヶ所巡礼第23番「薬王寺」
第35番「青龍寺」
どちらも厄除けの薬師如来が祀られています。

花蓮吉安の四念処
花蓮の和南寺の示現や花蓮慶修院、
四国八十八ヶ所第23番薬王寺、
第35番青龍寺も、いずれも厄除けの薬師仏です！

災難消除の真言
『仏説熾盛光大威徳消災吉祥陀羅尼経』（不空訳）
『仏説大威徳金輪仏頂熾盛光如来消除一切災難陀羅尼経』（訳者不詳、唐代）
この二つの経典は、同一の根本に基づき、異なる訳が施されたものです。
災難を取り除く経です。

『大威徳金輪仏頂熾盛光如来消除一切災難陀羅尼経』

【経の一節より：「我今、過去の沙羅王如来が説いた熾盛光大威徳陀羅尼による災難除去の法を述べる。
（中略）この陀羅尼を受持し読誦すれば、八万の吉祥事が成就し、八万の不吉事が除かれる。」】

【厄除け薬師仏とは、すなわち熾盛光如来であり、
消災吉祥の陀羅尼を誦することで、
八万の吉祥事が成就し、八万の不吉事が除かれると説かれています。】

【厄除け・災難除去・吉祥成就は、
まさに厄除け薬師仏の本願であり、
国家安寧を願うのも薬師仏の願心であります！】

和南寺は台湾東海岸に位置し、寺の正面は朝日が昇る東方を向いています。
これから着工予定の薬師仏エリアは、多宝如来の平和吉祥塔に隣接しており、
寺域の東側高所に設けられる予定です。まるでこの娑婆世界に、東方浄瑠璃世界を現出させるかのようです。

新疆、敦煌、四国、台湾の花蓮慶修院、花蓮四念処、
そして花蓮和南寺まで、
千年にわたる厄除け薬師仏の因縁が続いています！